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日中医学協会ブログ

日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が東京科学大学で博士号取得!

2025/11/12

日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が東京科学大学で博士号取得!

 日中笹川医学奨学金制度第44期<学位取得コース>研究者の蒋夢恬さんが、2025年9月に東京科学大学で歯学博士号を取得しました。
 蒋さんは、蘭州大学口腔医学院(蘭州大学歯学部)の学部生だった時、同口腔医学院が開催した日本の歯学に関する説明会で、日本の先進的な歯科技術や教育プログラムについて知り、衝撃を受けました。その際、留学で視野を広げることの大切さを勧められたことがきっかけとなり、積極的に日本への留学を目指すようになりました。
 学業と臨床研究の傍ら、日本の大学に関する情報を集め、歯科分野の文献を読み込む中で、世界トップレベルの教育水準と技術力を誇る東京医科歯科大学(現東京科学大学)歯学部への留学を目標に決め、出願の準備を進めました。
 同大学院・医歯学総合研究科医歯学系専攻口腔機能再構築学講座の野崎浩佑先生に連絡を取り、受け入れをお願いし、野崎先生から承諾をいただいた後、大学院に合格し、2021年4月に同教室の博士課程学生となりました。
 入学後は、笛木賢治教授と野崎先生の推薦を受けて日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>に応募し、2022年4月からは奨学金の支援を受けながら、博士号取得を目指しました。
 博士課程では、野崎先生にご指導いただきながら、二酸化チタンナノシートの光触媒性能および抗菌性能を、銀・銅・セリウムなどでコーティングして改良する研究に取り組みました。合成した材料の特性を評価し、その成果はアメリカ化学会誌『ACS Applied Nano Materials』に掲載されました。また、在学中はアメリカ、韓国、日本国内の学会にも積極的に参加し、国際的な場で研究発表を行いました。

左;野崎浩佑先生

2024 IADR/AADOCR/CADR General Session & Exhibition, New Orleans, LA, USA

 

 研究と学びの過程では、常に新しい発見や収穫がありました。優れた研究者と協働で得た経験、教授や先生方の指導で培った能力、仲間たちの素晴らしい刺激、そして困難を乗り越える中で培った強さ――どれも蒋さんにとって大きな糧となりました。

 蒋夢恬さん、博士号の取得、おめでとうございます!
 これからも口腔研究と臨床治療の分野で、ますます活躍されることを楽しみにしています。