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日中医学協会ブログ

笹川同学会華東地区学術交流会が開催されました

2025/11/27

笹川同学会華東地区学術交流会が開催されました

 11月15日(土)、笹川医学奨学金進修生同学会(笹川同学会)華東地区による支部学術交流会が、福建省武夷山市で開催され、笹川生OB等約70名が参加しました。協会事務局もオンラインで参加し、交流を深めました。
 学術交流会の冒頭では、当協会の岡田光子事務局長、福建地区代表の福建省薬品不良反応観測センター 李宗先生(12期生)、華東地区代表の江蘇省中医院 孫偉先生(18期生)が挨拶を行いました。
 続いて、笹川同学会の李忠金秘書長の司会のもと、「がんの予防・治療」をテーマに、笹川生6名による講演会が開催されました。

◆講演会◆
賈立中 安徽省蕪湖市第一人民医院放射線科教授(29期生)
    「肺結節のスクリーニング診断と臨床管理の要点」
 基調講演では、肺結節の定義から、超早期肺がんの概念、各種結節の画像の特徴、そしてスクリーニングの方法まで、体系的に紹介されました。

武 巍 百力司康生物医薬有限公司教授(13期生)
    「最新の抗がん剤ADC(抗体薬物複合体)」
 ADCについて、概要、開発の歴史、メカニズム、販売中の薬剤、そして今後の展望まで、5つの項目に沿って詳細な説明を行われました。

李 旭 福建医科大学附属第一医院胸部外科教授(22期生)
    「食道がん治療の新たなコンセプトと枠組み」
 腫瘍研究の全体的な枠組みから、食道がんのスクリーニングと早期発見の方法、現在の標準的ながん治療モデルなどについて幅広く詳細に紹介されました。

銭 俊 浙江省腫瘍医院大腸外科教授(26期生)
    「結直・直腸がんの早期スクリーニング・早期発見・予防・治療」
 主に「なぜ大腸がんの早期スクリーニングと早期予防を推奨するのか」、「誰が早期スクリーニングを必要とするのか」、「どのような方法と技術でスクリーニングを行うのか」、「大腸がんをどのように予防するか」の4つの内容について、自問自答形式で丁寧に説明されました。

孫海晨 南京軍区南京総医院救急医学科教授(26期生)
    「12年間の肺がん治療の経験」
 ご自身の12年にわたる肺がんとの闘病経験を語られました。初期の発見から薬剤の世代毎の治療の変遷、現在受けている化学療法に至るまで、詳しく説明されました。

孫長博 上海市肺科医院胸部外科医師(38・40・44期生)
    「終末期肺疾患に焦点を当てる:肺移植における全プロセス管理の戦略最適化と技術革新」
 主に肺移植の概要、ドナー管理、レシピエントの選択と最適化管理、術中管理と合併症予防、終末期肺疾患合併肺がんに対する肺移植治療、肺移植に関する交流と協力の6つの項目について上海胸科医院の最新の取り組みを発表されました。

 学術交流会終了後には情報交換会が開催され、参加者間の交流と親睦をさらに深める有意義な機会となりました。