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日中医学協会ブログ

笹川同学会事業【がん対策日中ハイエンド医学フォーラム】を開催しました

2019/10/07

笹川同学会事業【がん対策日中ハイエンド医学フォーラム】を開催しました

笹川医学奨学金同学会が、928日に遼寧省瀋陽市にある瀋陽和平艾美酒店において、2019年笹川医学奨学金同学会がん対策ハイエンドフォーラム」を遼寧省医学会第18回胸部外科学学術会議と合同で開催しました。本フォーラムには遼寧省を中心に約200名の医師が参加しました。

本フォーラムは、当協会と笹川同学会の共同事業で、同学会会員がコーディネータになり、中国の医療衛生政策の重点課題(がん、生活習慣病、高齢者医療・介護など)をテーマに日中両国の専門家の講演と意見交換を通じて中国における課題解決に繋げる取り組みです。

講演に先立ち、開会式が行われ、主催者の許順中国医科大学附属第一医院胸部外科教授(笹川同学会副秘書長)の開会挨拶に続き、笹川陽平日本財団会長、趙群笹川同学会理事長、劉瑩中国医科大学副校長、高明宇遼寧省衛生健康委員会副主任より、歴史ある同学会活動への感謝と今後の期待について心温まるご祝辞を頂戴しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演では、緩和医療とリハビリテーションに関する3つの講演、肺がん外科手術や免疫療法の進展に関する3つの講演の計6講演がありました。日本からは、木澤義之 神戸大学医学部附属病院緩和支持治療科特命教授(日本緩和医療学会理事長)が、「日本における緩和ケア これまでとこれから」と題して講演されました。木澤教授は、日本のホスピス緩和ケアの歴史、がん対策において緩和ケアを充実させるための戦略とその実践(PEACE:緩和ケアの基本教育プロジェクト、研修受講10万人を達成)、専門医制度の設置、世界における日本のポジション、そして今後の取り組み(がん以外の疾患への拡大と緩和ケアの質の向上)について分かりやすく解説されました。

 

 

 

 

 

 

中国からは、王玉梅 中国医科大学附属盛京医院ホスピス病棟主任/副教授が「緩和医療―がん患者の命の尊厳を守って」と題して講演されました。王副教授は、緩和ケアの定義と用語に関する中国語・英語の対応、2017年に試行された中国国家衛生健康委員会の緩和ケア・サービスガイダンス、2008年に設立した盛京医院ホスピス病棟での取り組み(専門ケアチーム、病棟環境改善、倫理法令の遵守)の紹介、遼寧省における緩和医療の取組みの現状と将来展望(緩和医療の普及、医療保険制度・政策によるサポートなど)について話されました。中国における緩和医療は、医療制度や政策面でさらなる対策が求められており、日中協力の必要性が高い分野の一つと思われました。

 

 

 

 

 

 

フォーラム終了後、木澤義之特命教授と安達勇当協会副会長が、中国医科大学附属盛京医院を訪問し、王副教授の案内でホスピス病棟を視察しました。患者やその家族に寄り添う医療を提供したいという強い意思が到る場所に溢れる病棟でした。