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日中医学協会ブログ

日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が金沢医科大学で博士号取得!

2022/09/27

日中笹川医学奨学金制度<学位取得コース>研究者が金沢医科大学で博士号取得!

 日中笹川医学奨学金制度41期<学位取得コース>研究者の許婧さんが、20225月に金沢医科大学で医学博士号を取得しました!

 許婧さんは中国貴州省貴陽市出身で、2013年に広州市にある中山大学で内科学修士号を取得し、現在は貴州医科大学附属医院の内分泌科に勤務しています。

 修士課程時の指導教官だった梁華教授は、金沢大学で博士号を取得し、また同科の徐淑静教授も日中笹川医学奨学金制度第22期研究者として1999年に京都大学に留学した経験があり、お二人から聞く日本留学の思い出話や、現在も続く日本の先生方との友情を目の当たりにして、いつしか日本留学への思いを強く抱くようになったそうです。

 2018年に徐淑静教授の勧めで日中笹川医学奨学金制度に応募し、翌20194月に来日、金沢医科大学糖尿病・内分泌内科学で古家大祐教授(写真右)と北田宗弘准教授(写真左)のご指導の下、「SGLT-2 阻害薬と糖尿病性腎臓病」に関する研究を行いました。
 在籍した3年の間に、筆頭著者として国際ジャーナル『Cells(IF: 6.60)に論文を発表した他、筆頭著者として4つの総説を次々発表し、そのうちの 1編は2021年度金沢医科大学優秀論文賞を受賞しました。日本糖尿病合併症学会でも2回口頭発表し、これらの研究成果が認められて、金沢医科大学から医学博士号が授与されました。

 糖尿病の罹患率は、中国でも年々増加傾向にあります。許さんの目標は、糖尿病とその慢性合併症、特に糖尿病性腎臓病の新たな治療法を開発し、また発症機序を解明して、糖尿病患者に個別化医療を提供することだそうです。
 目標に向かって、これからも頑張ってください。今後一層の活躍を期待しています。

金沢医科大学糖尿病・内分泌内科学教室
古家大祐教授(前列中央右)、北田宗弘准教授(前列中央左)、
中川淳教授(前列右1)、小西一典准教授(前列左1)と許婧さん(2列目左1)